僕は社会人になってパチンコを始めます。しかしギャンブルは絶対に良くありません。わかってても止められないということも経験しています。そんな僕がどうしてパチンコを始めることになったのか、どうやって辞めることができたのか?を前半・後半に分けて解説したいと思います。
趣味を探す
社会人1年目は特にやりたいことも趣味もなく、休日は家でゲームして過ごすだけでした。なので自然とお金が貯まっていきました。そんな中で久しぶりに中学時代の友達と遊ぶことになり、色々と話していくうちに友達はパチンコを始めたらしく、「勝てばお金増えるし、楽しいよ。お前も社会人になってお金貰ってるんだから家でゲームなんてしてないで、なにか趣味見つけろよ」と言われました。
家に帰り考えました。「趣味かぁ~。」人見知りでネガティブな僕は新しいことに挑戦したり人混みが嫌いだったので色々考えましたが、一人でなにかやるのは無理という結論に至りました。
そこで会社の同期何人かに相談してみました。するとみんなパチンコをやっており、誰でもできるよとの話だったので、その日の仕事帰りにみんなでパチンコ屋に行きました。初めて入った店内は派手な装飾品がピカピカ光り、音が賑やかで話し声も聞こえません。きらきら輝く台がずらーっと並び、おじさんたちが煙草を吸いながら真剣に台を打っており、大人のゲームセンターって感じでわくわくしたのを覚えています。初めはスロットをやってみました。メダルを入れて、レバーを叩いて、ボタンを押す。それだけやってれば大丈夫!と友達から教わりました。友達は隣で一喜一憂しながら遊んでますが、僕は演出もわからないし当たりもしない、何が楽しいのかわかんない。そういう状態でした。初めてのパチンコは3,000円くらい使ってよくわかんないから帰るよって言って帰りました。そこからしばらくパチンコはやりませんでした。
しばらくすると友達が○万円勝ったからジュース奢るよってご馳走してもらいました。また次の日になると別の友達が〇万円勝ったから今日は俺が奢るよとご馳走になりました。そういった日が続き、あれ?みんな勝ってるし僕も行けば勝てるんじゃないか?それに最近みんなパチンコの話ばかりで置いてきぼりになってるぞ。と思い。「今度は俺が勝ってみんなに奢るよ」と言ってしまったのです。
趣味が見つかる
休日になり一人でパチンコ屋に行きました。台選びとか良くわかりません。人見知りなので、人のいないところに座り遊技を始めました。するとなにがどうしてそうなったのか分かりませんが当たりを引いたみたいです。ずっと目押しができず、友達に電話し、友達がきてくれて目押ししてくれました。よくわからないけどメダルがどんどんでてきて楽しかったです。そのあとも連チャンがループし、ずっと友達に目押しを手伝ってもらいました。
初めて勝ち、お金を手にした瞬間はなんとも言えない興奮でしたね。そして約束通り友達に奢りました。そこからコンビニでパチンコの雑誌を購入して勉強したり、次は目押しがうまくなりたい、今度は違う台を打ってみたい…とパチンコに嵌まり毎週行くことになってしまいます…。
出会いが増える
そしてパチンコ屋に行くと必ず会社の人がいます。会社の大体の人がパチンコをやっていて、そこで挨拶して次の日に昨日はどうだった?って感じで人見知りな僕にパチンコ仲間ができました。そしてみんな休憩時間になると煙草を吸いながら楽しそうに勝った負けたの話をします。僕もパチンコの話がしたくなり煙草を吸うようになりました。休日になると同僚と朝から晩までパチンコをし、夜はお酒を飲んで反省会って感じでした。そのころから毎月貰う給料は貯金もせずにパチンコに使うようになっていました。なにも考えず毎日なんの台を打とうかなーなんて考えて将来のことなんて1㎜も考えませんでした。
そんな日々を過ごしていたある日、隣で打っている女性が「目押しお願いします」と話しかけてきました。パチンコ屋で会社の人以外から話かけられたのは初めてで、びっくりしたけど目押ししてあげました。そしてその女性と毎日のようにパチンコ屋で会うことに気づきました。たまに目が合ったら挨拶したり、隣に座ったらパチンコの話をしたりして仲良くなりました。徐々に仲良くなり、ご飯に行ったりデートするようになり、そして結婚まで至りました。
第一の事件が起こる
結婚してすぐに片頭痛を発症します。そして次に潰瘍性大腸炎になります。さらに片頭痛よりもっと痛い群発頭痛を発症します。しかし当時の僕はお金がないというくだらない理由で病院よりもパチンコを優先して市販薬などで我慢して通院を辞めてしまいます。(病気についてはまた別の記事の時に詳しく話したいと思います)
第二の事件が起こる
結婚して一年が経った頃、嫁が浮気してることが発覚しました。なんでもパチンコ屋で仲良くなった人に夕飯を奢ってもらい、ホテルに行ったそうです。今にして思えば一緒に住んでて怪しいところはあったのですが、僕が気付かないようにしてたんだと思います。きっと僕も彼女にとってはパチンコ屋で仲良くなった人たちの中の一部だったんだと気づきました。人見知りが話かけられて舞い上がってしまっただけ…すぐに離婚することになりました。そして僕は考えることが億劫になり、どんどんパチンコにのめり込んでいきます。パチンコに夢中になっているときは嫌なことを考えなくて済んだのです。
以前よりパチンコに行くようになった僕はお金がまったくありませんでした。社会人の初めのころに貯まってたお金も全部使い切ってしまいました。病気のこともあり、このままお金なくて病院行かないのはまずいよな…と思いつつも現実逃避ばかりの僕はパチンコして嫌なこと考えたくない!そう思った僕はお金がないなら低貸のパチンコをやれば良いじゃんと低貸のパチンコを始めます。
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